夫の帰宅時間が近づくと緊張するのはなぜ?家に帰ってくるだけなのに怖いと感じる人へ
夕方になると、なんとなく落ち着かなくなる。
時計を見る回数が増える。
「そろそろ帰ってくるかな」
と思った瞬間から、急いで夕飯を作り始める。
洗濯物を片付ける。
散らかっているおもちゃを片付ける。
子どもに、
「パパ帰ってくるから片付けて」
「今日は静かにしててね」
と言う。
車の音がすると、
「帰ってきた?」
と窓の外を見る。
玄関の鍵が開く音がすると、身体に力が入る。
夫が家に帰ってくる。
本来なら、それだけのことです。
でも、
なぜか夫の帰宅時間が近づくと緊張する。
そんな状態になっている人がいます。
そして、
「別に毎日怒鳴られているわけじゃない」
「暴力を振るわれているわけでもない」
「私が気にしすぎなのかな」
と思ってしまう。
今日は、
「夫が帰ってくるだけなのに、なぜ私はこんなに緊張するんだろう?」
と感じている人に、一度確認してほしいことを書きたいと思います。
緊張する理由は、一つではありません
最初に大切なことがあります。
夫の帰宅時間が近づくと緊張するからといって、
それだけで、
「夫はモラハラです」
「あなたはDV被害を受けています」
と判断することはできません。
例えば、
夫婦関係が悪化していて会話が気まずい。
最近大きな喧嘩をした。
家事が終わっていないことに焦っている。
自分自身が疲れている。
さまざまな理由が考えられます。
だから、
「緊張する=モラハラ」
と決めるのではなく、
私は何を恐れているのだろう?
と具体的にしてみることが大切です。
「夫が怖い」のではなく「夫の反応が怖い」こともある
例えば、
夕飯がまだ完成していない。
その時、
「夫が帰ってくる」
と聞いて焦ったとします。
なぜ焦ったのでしょうか。
「夕飯が遅いって言われるかもしれない」
「また何してたの?って言われるかもしれない」
「部屋が汚いって怒られるかもしれない」
「子どもが騒いだら機嫌が悪くなるかもしれない」
こうやって考えていくと、
夫の存在そのものより、
夫が何を言うか分からないこと
に緊張している場合があります。
だから、
「夫が怖いかどうか」
だけではなく、
「私は夫のどんな反応を避けようとしている?」
と考えてみてください。
玄関の音を聞く前から「準備」していませんか?
夫が帰宅する前に、
家庭の空気を整える。
これはどの家庭にもあることかもしれません。
でも、
「怒られない状態を作らなきゃ」
と思って動いているなら、少し意味が違ってきます。
例えば、
夕飯を完璧にする。
部屋を片付ける。
子どもを静かにさせる。
自分の表情を整える。
夫が嫌がる話はしない。
LINEの返信を確認する。
その日の夫の予定を確認する。
そして夫が帰宅したら、
最初に表情を見る。
声のトーンを見る。
ドアの閉め方を見る。
荷物の置き方を見る。
そこで、
「今日は大丈夫そう」
と思って安心する。
反対に、
少し不機嫌そうなら、
「今日は余計なことを言わない方がいい」
と判断する。
もしこんなことを毎日のようにしているなら、
あなたは知らないうちに、
夫の機嫌を予測しながら生活している
のかもしれません。
「今日は大丈夫だった」で安心する生活
何も起こらなかった夜。
夫も怒らなかった。
普通に夕飯を食べた。
子どもとも話していた。
そんな日は、
「よかった」
と思う。
でも、少し考えてみてください。
なぜ、
「普通に一日が終わったこと」に安心しているのでしょうか。
何か嫌なことが起きる可能性を、どこかで想定しているからかもしれません。
もちろん、それだけで夫婦関係に問題があるとは断定できません。
ただ、
「今日は怒られなかった」
「今日は機嫌が良かった」
「今日は何も言われなかった」
ということが、自分にとって大きな安心になっているなら、
その背景を一度考えてみる価値はあります。
夫の帰宅時間が近づくと緊張する人に確認してほしい5つ
診断ではありません。
今の自分の生活を整理するために考えてみてください。
1.私は何が起きることを心配している?
「夫が帰ってくるのが嫌」
だけで終わらせず、もう一段具体的にします。
怒られること?
嫌味を言われること?
無視されること?
家事をチェックされること?
子どもを怒られること?
夫婦喧嘩になること?
理由が見えてくると、自分が何に緊張しているのかも見えやすくなります。
2.夫が帰ってくる前に、自分の行動を変えている?
急いで片付ける。
予定を切り上げる。
友達との電話をやめる。
子どもを静かにさせる。
服装を変える。
スマートフォンを置く。
夫の帰宅に合わせて、必要以上に自分や子どもの行動を変えていないでしょうか。
3.夫の顔を見るまで安心できない?
帰宅した夫の顔を見る。
声を聞く。
そこで初めて、
「今日は大丈夫そう」
と思う。
もし毎日夫の機嫌を確認してから自分の行動を決めているなら、
自分の一日の基準が夫の感情になっていないか
考えてみてください。
4.子どもも夫の機嫌を気にしていない?
「今日パパ怒ってる?」
「今は話しかけない方がいい?」
子どもからそんな言葉が出る。
あるいは自分自身が、
「今日はパパ疲れてるから静かにして」
と頻繁に言っている。
その場合は、自分だけではなく、家庭全体が誰か一人の機嫌を中心に動いていないか確認してみてください。
5.夫がいない日は、どんな自分?
夫が出張の日。
帰宅が遅い日。
一人で子どもと過ごしている日。
そんな時、
身体の力が抜ける。
子どもと自由に笑える。
好きなものを食べられる。
テレビを好きに見られる。
時間を気にしなくていい。
もし夫がいない時といる時で自分の状態が大きく違うなら、
その違いも一つの手がかりになります。
「身体が緊張する」という感覚を無視しない
頭では、
「大したことじゃない」
と思っていても、
自分の反応として、
肩に力が入る。
心拍が速くなる。
お腹が痛くなる。
眠れない。
落ち着かなくなる。
ということがあるかもしれません。
こうした身体症状にはさまざまな原因が考えられるため、夫婦関係だけが原因だと自己判断することはできません。
症状が続く場合や日常生活に支障がある場合には、医療機関など専門家への相談も検討してください。
ただ、
身体の反応を、
「私が弱いから」
「考えすぎだから」
と最初から無視する必要もありません。
まずは、
私はいつ、どんな場面で緊張しているのか
を観察してみてください。
まず1週間だけ記録してみる
もし、
「自分でもよく分からない」
という場合は、1週間だけ簡単に記録してみてください。
夫が帰ってくる前、どう感じた?
夫が帰ってきた時、どう感じた?
その日の夫の様子は?
自分は何を避けた?
言いたかったけれど言わなかったことは?
子どもの様子は?
そして、
夫がいない時の自分はどうだった?
記録する目的は、
「夫がモラハラである証拠を探すこと」
ではありません。
自分の生活を客観的に見ることです。
毎日その環境にいると分からなかったことが、少し見えやすくなる場合があります。
「夫が帰ってこなければいい」と思った自分を責める前に
「今日、遅く帰ってくればいいのに」
「出張だったらいいのに」
「一人の方が楽」
そう思ってしまって、
「こんなことを思う私はひどい妻なのかな」
と自分を責める人もいます。
でも、その気持ちだけを責める前に、
なぜそう思うのか
を考えてみてください。
疲れているからなのか。
一人の時間が欲しいからなのか。
夫婦関係が冷えているからなのか。
夫の反応に緊張しているからなのか。
理由によって、必要な対応は変わります。
離婚する・しないを決める前に「安心できる生活」を考える
「夫が帰ってくるのが怖いなら離婚した方がいい」
と一律に考えているわけではありません。
夫婦関係を改善する人もいます。
今は離婚しない人もいます。
距離を置いて考える人もいます。
離婚する人もいます。
ただ、
「離婚するほどではないから」
という理由だけで、自分が毎日感じている緊張まで無視しなくてもいいと思っています。
一度、
「私は家で安心できている?」
「私は自分らしく過ごせている?」
「私は何を怖がっている?」
「この生活が5年続いたらどう思う?」
と考えてみてください。
離婚するかどうかは、そのあとでもいい。
その前に、
仕事。
お金。
住まい。
相談できる人。
自分自身の気持ち。
少しずつ生活の選択肢を増やしていく。
目指すのは、
誰かの機嫌によってしか生活を選べない状態ではなく、
「私はこう暮らしたい」と自分で選べる状態です。
夫が帰ってくる時間に時計を見るたび、
なぜか胸がザワザワする。
もしそんな毎日が続いているなら、
まず、
「私は何を怖がっているんだろう?」
そこから自分の生活を見直してみてもいいと思います。
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