夫婦喧嘩になると、いつも最後は私が悪いことになる。

 

「お前の言い方が悪い」

「お前が怒らせた」

「お前がちゃんとしていれば、こんなことにはならなかった」

「普通の妻ならそんなことしない」

 

最初は、

「いや、それは違う」

と思っていた。

 

 

でも何度も言われているうちに、

「やっぱり私にも問題があるのかな」

と思うようになった。

 

 

最近では夫に何か言われる前から、

「私が悪かったかな」

と考えてしまう。

 

 

もしそんな状態になっているなら、一度立ち止まって考えてみてほしいことがあります。

 

 

夫婦関係の問題では、自分自身の言動を振り返ることも必要です。

 

 

自分に改善するところがあることと、相手の行動まで自分の責任になることは別です。

 

今日は、

「お前が悪い」

と言われ続けることで、夫婦関係の中で何が起きるのかを考えてみたいと思います。

 

 

最初は「そんなことない」と思っていた

 

例えば、夫が大きな声で怒ったとします。

 

妻が、

「そんな言い方をしないでほしい」

と伝えた。

 

すると夫から、

「お前が何回言っても分からないからだろ」

と言われる。

 

また別の日。

夫が物に当たった。

 

妻が、

「怖いからやめて」

と言う。

 

すると、

「お前がイライラさせるからだ」

と言われる。

 

最初は、

「怒鳴ったのはあなたでしょ」

と思っていた。

 

でも、毎回同じようなやり取りになる。

 

 

すると少しずつ、

「私の言い方を変えれば怒らないのかな」

と考えるようになることがあります。

 

 

そして、

夫を怒らせない言葉。

夫を怒らせないタイミング。

夫を怒らせない行動。

それを探すようになっていく。

 

 

気づいた時には、

「私はどうしたい?」より「どうすれば夫が怒らない?」

を基準に生活するようになっていることがあります。

 

「私にも悪いところがある」は間違いではありません

 

夫婦問題について考える時、

「夫だけが悪い」

「妻には何の問題もない」

と最初から決めてしまうことも、私は違うと思っています。

 

 

人間同士なので、お互いに改善できる部分がある場合もあります。

 

 

言い方が強かった。

約束を忘れた。

相手の話を聞かなかった。

感情的になってしまった。

そういうことは誰にでもあります。

 

 

自分自身の行動を振り返ることは大切です。

 

 

でも、ここで分けて考えてほしいことがあります。

 

 

例えば、

あなたが約束を忘れた。

これはあなたが謝ることかもしれません。

でも、そのことに対して相手が怒鳴った。

物を壊した。

人格を否定した。

何日も無視した。

 

その行動まで、

「私が約束を忘れたから仕方ない」

と考える必要はありません。

 

 

自分の行動の責任と、相手の行動の責任は別です。

 

何でも「自分のせい」にすると、自分の感覚が分からなくなる

 

「お前が悪い」

と言われることが繰り返されると、

何か問題が起きるたびに、自分の中で原因を探すようになることがあります。

 

 

夫が不機嫌。

「私、何かしたかな」

夫が無口。

 

 

「昨日の言い方が悪かったかな」

夫が怒っている。

「もっと早く家事を終わらせればよかった」

夫が冷たい。

「最近、私が可愛くないからかな」

もちろん、本当に自分の行動が関係している場合もあります。

 

 

 

相手の感情すべてに自分が責任を持つことはできません。

 

 

相手が不機嫌になることもあります。

疲れている日もあります。

仕事で嫌なことがあったのかもしれません。

 

それまで全部、

「私が何かしたから」

と考える必要はありません。

 

「正解」を夫に確認するようになっていない?

 

さらに状態が続くと、

自分で決めることにも自信がなくなる場合があります。

 

 

「これ買っても大丈夫?」

「今日友達と会ってもいい?」

「この服でいい?」

「子どもの習い事、これでいいかな?」

「私の考え方っておかしい?」

以前なら自分で決めていたことまで、

夫の反応を確認してから決める。

 

 

なぜなら、

間違えることより、

夫に「お前はおかしい」と言われることが怖い

からです。

 

 

すると、

「私はどう思う?」

という自分の感覚より、

「夫ならどう思う?」

が先に出てくるようになることがあります。

 

「お前が悪い」と言われ続けている時に確認したい5つ

 

夫が悪い人かどうかを決めるためではありません。

 

今の夫婦関係を整理するために考えてみてください。

 

1.問題が起きると、毎回私だけが謝っていない?

 

喧嘩の内容が違っても、

最後はいつも、

「ごめんなさい」

と言っている。

 

 

自分が謝れば家庭が平和になるから。

そんなパターンになっていないでしょうか。

 

2.夫自身の行動について話せる?

 

「私の言い方は悪かった。それは謝る。でも、怒鳴られたことは怖かった」

このように、

自分の行動と夫の行動を分けて話せるでしょうか。

 

 

それとも、

夫の行動について話した瞬間に、

「だからお前が怒らせたんだろ」

と戻されるでしょうか。

 

3.何が正しいのか分からなくなっていない?

 

友人に話したら、

「それはおかしくない?」

と言われた。

 

 

でも自分では、

「私が大げさなのかな」

と思う。

 

 

以前より、自分の感覚に自信がなくなっているなら、その変化にも目を向けてみてください。

 

4.夫の機嫌を自分の責任だと思っていない?

 

夫が不機嫌だと、

「私が何とかしなきゃ」

と思う。

 

機嫌を取る。

好きな料理を作る。

話しかける。

謝る。

自分の予定を変える。

そうすることが日常になっていないでしょうか。

 

5.友達が同じことを言われていたら、私は何と言う?

 

少し視点を変えてみます。

 

 

大切な友人が、

「夫から毎日、お前が悪いって言われる」

と相談してきたら、あなたは何と言うでしょうか。

 

自分のことになると判断できなくても、

他人のことなら見えることがあります。

 

「私にも悪いところがある」と「全部私が悪い」は違う

 

夫婦関係を良くするために、

自分の行動を振り返ることは必要です。

 

 

でも、

「私にも改善できる部分がある」

と、

「全部私が悪い」

は全く違います。

 

 

例えば、

妻の言い方が強かった。

夫が怒鳴った。

この場合、

妻は自分の言い方について振り返ることができます。

 

 

同時に、

夫は怒鳴ったという自分の行動について振り返ることができます。

 

 

それぞれが自分の行動に責任を持つ。

本来、夫婦関係を改善するなら、その状態が必要です。

 

 

一人だけが、

「全部私が悪かった」

 

と引き受け続けても、問題が解決しているとは限りません。

 

 

自分の感覚を取り戻すために、今日できること

 

「夫が正しいのか」

「私が正しいのか」

を決めなくても構いません。

 

 

起きたことを、そのまま書いてみてください。

 

 

例えば、

「私が○○と言った」

「夫が○○と言った」

「その時、私は怖いと感じた」

「その後、私は謝った」

というように、

事実と自分の気持ちを分けて書きます。

 

 

ここで、

「夫はモラハラだから」

「私が悪い妻だから」

という評価を入れなくてもいい。

 

 

まず、

何が起きたのか。

 

そして、

自分はどう感じたのか。

を確認する。

 

自分の感覚を取り戻すための一つの方法です。

 

離婚する・しないは、そのあと考えてもいい

 

「お前が悪い」

と言われ続けているからといって、

この記事を読んですぐ離婚を決める必要はありません。

 

 

夫婦関係を改善できる場合もあるでしょう。

 

 

距離を置いて考える人もいます。

 

 

今は離婚しないと決める人もいます。

 

 

離婚を選ぶ人もいます。

 

 

大切なのは、

誰かに、

「あなたはこうするべき」

と決めてもらうことではありません。

 

 

その前に、

自分の感覚。

自分のお金。

自分の仕事。

自分の生活。

自分の相談先。

少しずつ選択肢を増やしていく。

 

 

そうすることで、

「夫がどう思うか」

だけではなく、

「私はどうしたい?」

を基準に考えられるようになります。

 

 

「私が悪いのかな」

と思った時には、一度立ち止まってみてください。

 

 

私にも改善できるところはある?

相手には相手が振り返るべきところはない?

私は本当はどう感じた?

私は何を嫌だと思った?

そして、

私はこれから、どんな関係の中で暮らしたい?

 

離婚するかどうかを急いで決めなくてもいい。

 

 

まずは、

自分の人生について自分で考え、自分で選べる状態を作る。

 

私は、そこから始めてもいいと思っています。

 

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