無視する夫。これもモラハラ?夫婦喧嘩の後に口をきいてくれないときに確認したいこと
夫婦喧嘩をしたあと、夫が口をきいてくれない。
「おはよう」と言っても返事がない。
食事を作っても何も言わない。
必要なことをLINEで送っても既読だけついて返事がない。
子どもとは普通に話しているのに、自分にだけ話しかけない。
そんな状態が数時間ではなく、何日も続く。
最初は、
「まだ怒っているんだろうな」
と思っていた。
でも時間が経つほど、
「いつまで続くんだろう」
「私から謝った方がいいのかな」
「何をすれば機嫌が直るんだろう」
と、夫のことばかり考えるようになる。
そしてネットで検索すると、
「無視もモラハラです」
という言葉を見つける。
「じゃあ、うちの夫もモラハラなの?」
と思う人もいるかもしれません。
でも、夫婦間で会話がなくなったという一つの出来事だけで、すべてをモラハラと断定することはできません。
大切なのは、
なぜ会話を止めているのか。
そして、
その沈黙によって二人の関係がどうなっているのか。
という部分です。
「今は話したくない」と無視は同じではありません
人は感情的になっている時、
一度その場から離れた方がいいことがあります。
例えば夫婦喧嘩の途中で、
「今話すともっとひどいことを言いそうだから、少し時間がほしい」
と伝える。
そして数時間後や翌日に、
「昨日のことを話そう」
と戻ってくる。
これは、
問題から逃げるためではなく、落ち着いて話すために距離を取っている
場合があります。
もちろん、距離を取る時間や方法は人によって違います。
一方で、
理由を説明しない。
話しかけても完全に無視する。
いつ終わるのか分からない。
相手が謝るまで続ける。
自分の要求が通るまで口をきかない。
子どもとは普通に話すのに妻だけ存在しないように扱う。
こうした状態が繰り返されると、
単に「冷静になるための時間」とは違う問題が生まれます。
無視される側は「どうすれば元に戻るか」を考え始める
無視が続くと、されている側はとても疲れます。
理由が分からない。
いつ終わるか分からない。
話し合うこともできない。
すると、
「昨日の私の言い方が悪かったかな」
「謝れば終わるかな」
「もうこの話をしないと言えば機嫌が直るかな」
と考えるようになることがあります。
最初に話し合いたかった問題より、
「どうしたら夫がまた話してくれるか」
の方が重要になっていく。
例えば、
妻が夫に、
「もう少し家事を手伝ってほしい」
と伝えたことから喧嘩になったとします。
夫がその後3日間、妻を無視した。
妻は無視されることに耐えられなくなり、
「私が言い過ぎた。もういいから」
と謝った。
夫は普通に戻った。
表面的には喧嘩が終わったように見えます。
でも最初の問題だった、
「家事の負担をどうするか」
については何も解決していません。
さらに妻は次から、
「また無視されたら嫌だから、言わないでおこう」
と思うかもしれません。
これが繰り返されれば、
夫婦の中で一方だけが意見を言えなくなっていきます。
確認したいのは「何日無視されたか」だけではない
「何日以上ならモラハラですか?」
と考えたくなるかもしれません。
でも、
「○時間なら普通」
「○日ならモラハラ」
という単純な線引きだけで夫婦関係を判断するのは難しいと思います。
見るべきなのは、
無視という行動が二人の関係の中でどのように使われているか
です。
そこで、次の5つを確認してみてください。
無視する夫との関係で確認したい5つのこと
1.「今は話せない」という説明がある?
「今は怒っているから少し時間がほしい」
「今日は話せないけれど、明日話そう」
こうした説明があるのと、
突然存在しないように扱われるのでは違います。
重要なのは、
話し合いに戻る意思があるか
です。
2.無視はいつ終わるのか分かる?
数時間距離を置いて落ち着いたあと、会話に戻れる。
それとも、
相手が納得するまで何日でも続く。
いつ終わるのか分からない。
この違いも見てみてください。
終わりの見えない無視は、される側に強い緊張を生むことがあります。
3.私が謝ると無視が終わる?
毎回、自分から謝る。
要求を取り下げる。
夫の希望を受け入れる。
そうすると突然普通に戻る。
もしこの流れが繰り返されているなら、
「夫婦喧嘩のあとに口をきかなくなる」
だけではなく、
無視によって自分の行動が変わっていないか
を考えてみてください。
4.無視されるのが怖くて、本音を言わなくなっていない?
「これを言ったらまた無視される」
そう考えて、
言いたいことを飲み込む。
家事について言えない。
お金について聞けない。
子育てについて反対できない。
自分の予定を言いづらい。
夫婦関係の中で、
沈黙を避けるために自分まで沈黙するようになっていないか
確認してみてください。
5.無視のあと、問題について話し合えている?
これはとても重要です。
無視が終わる。
夫が普通に話しかけてくる。
家庭が元通りになる。
だから安心する。
でも、
最初に揉めた問題については二度と触れない。
これでは問題が解決したとは言えません。
夫婦関係を続けるのであれば、
「何が問題だったのか」
「次からどうするのか」
を話せることも大切です。
「普通に戻ったから解決した」とは限らない
無視されている時間が長いほど、
夫が普通に話しかけてきただけで安心することがあります。
昨日まで存在しないように扱われていたのに、
「今日の夕飯なに?」
と突然聞かれる。
その瞬間、
「よかった。機嫌が直った」
と思う。
そして、せっかく普通に戻ったのだから、
また揉めたくない。
だから問題には触れない。
こうして、
問題を解決することより、家庭を平穏に保つこと
が優先されるようになることがあります。
でも一度考えてみてください。
本当に解決したのでしょうか。
それとも、
また無視されるのが怖くて、自分が問題を諦めただけでしょうか。
無視されたからといって、今すぐ離婚を決める必要はありません
この記事を読んで、
「やっぱり夫はモラハラなのかもしれない」
と思う人もいるかもしれません。
反対に、
「うちは単にお互い冷静になる時間が必要なだけかもしれない」
と思う人もいるでしょう。
どちらにしても、
この記事だけで離婚する・しないを決める必要はありません。
まず、
自分たちの夫婦関係で何が起きているのか
を整理してみてください。
無視はどんな時に始まるのか。
どれくらい続くのか。
どうすると終わるのか。
無視されたあと、問題について話せるのか。
そして、
無視されることを避けるために、自分の行動を変えていないか。
書き出してみると、関係のパターンが見えてくることがあります。
大切なのは「無視=モラハラ」と決めることではない
「夫が無視するなら離婚した方がいい」
と一律に離婚を勧める立場ではありません。
大切なのは、
モラハラという名前をつけることだけではなく、
自分がどんな夫婦関係の中で生きているのかを見ること
だと思っています。
夫婦で意見が違ってもいい。
喧嘩をすることがあってもいい。
一度距離を置くことが必要な時もある。
でも、
「また無視されるから何も言わない」
「機嫌を直してもらうために私が謝る」
「夫が普通に戻ってくれれば、それだけでいい」
そんな状態が当たり前になっているなら、
一度、自分に聞いてみてください。
私は、この関係の中で自分の気持ちを言えている?
そして、
私はどんな夫婦関係で暮らしたい?
今すぐ離婚する・しないを決めなくてもいい。
ただ、
夫の機嫌によってしか選択できない状態から、
自分自身でこれからの人生を選べる状態を作っていくこと。
そのための準備は今日から始めてもいいと思っています。
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